真水とは?
- Hirofumi Senda
- 2020年4月25日
- 読了時間: 2分
近頃よく耳にする「真水は16兆」ってなんなんでしょう?
ズバリ言えば、一般会計、国費です。
さて、事業費108兆円(GDPの2割)が、
今回政府が国民を助けてくれるために用意してくれるお金じゃないの?
と思ってた人もたくさんいるのではないでしょうか?
ところが実際は全く違います。
例えるなら、
事業費とは売上。
GDPが利益みたいなものです。
では108兆円の真水とはいくらか?
7日の朝、安倍首相が財政支出39兆円と、自民党の政調総務会で話してました。
ではその39兆がそうか?と言えばそうでもはありません・・・
財政支出の中には、昨年度の予算未執行分(10兆)が含まれてます。
なので新年度の予算として新しく作る分は29兆(補正予算)
(39兆 ー 10兆 ➡︎ 29兆の補正予算)
補正予算とは、下の3つの予算で成り立ってます。
①一般会計予算
②特別会計予算
③政府関係予算
この3つの予算の合計が29兆円という補正予算です。
(真水は一番最初に書いた通り、一般会計のGDPを押し上げるための国費です)
因みに、②の特別会計予算とは、財政融資枠(12.5兆円)なので・・・
29兆 ー 12.5兆 =16.5兆
これが真水です。
これで足りるはずないですよね?
なぜなら・・・
16.5兆という額は、GDPの3%しかありません。
・昨年10月の消費税増税で消えてしまったGDP ➡︎ 約4%
・コロナショック&オリンピック延期 ➡︎ 4〜6%
ということで、本来今回の真水は、約10%のGDPを補う50兆円規模は無難な訳です。
今月末に補正予算が国会を通過しますが、
第2次補正予算に注目しておきましょう。
6月中頃まで国会はありますので、沢山の事がまだまだ変わってくると思います。
通常だと考えられない事がどんどん起きてます。
・1世帯あたり30万の給付 ➡︎ 1人10万円となったように
☝️
国民の声で予算が組み替えられました。
このような事が、今から沢山起こる可能性は必ずあり得ると思います。
諦めるのではなく、1人1人が声を上げる事が大切だと、
与党の若手議員も、野党の議員も言ってくれてます。
・プライマリーバランス黒字化目標を廃止して欲しい。
・消費税はインフレ率2%になるまでで良いから、凍結して欲しい。
などなど皆さん、沢山あるのではないでしょうか?
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