皆様、長崎県の「グラバー邸」はご存知でしょうか?
勿論知らない方はほとんどいらっしゃらないことでしょう。
そうですタイトルの「ザ・グラバー」とは有名な長崎の観光地、 グラバー邸の家主こと、 トーマス・グラバーの名にちなんでいるのです。 スコットランドのアバディーンで生まれた彼は、 鎖国政策の終了と共に貿易会社の社員として長崎に赴任しました。 幕末当時、長州藩に対して国外勢力に対して武器弾薬類の取引は、 幕府により全面的に禁止されている中、 グラバー商会は、7000挺以上の銃を坂本龍馬の亀山社中を通して、 長州藩に回したりした狙いも個人的興味は尽きないところですが、 その話になると話がズレて纏まりもせず、 長くなりそうなのでやめておきます。 グラバーは武器や食品の輸入だけでなく、 炭鉱の経営やキリンビールの創設にも携わるなど、 単なる貿易商の枠を超えて日本の幕末以降の産業振興に力を注いだ名士です。 前置きが長くなりましたが、 スコットランドと日本の架け橋となったトーマス・グラバーの功績をたたえ、 スコットランドモルトとジャパニーズモルトをブレンドたものがものが、 この「ザ・グラバー」シリーズです。 スコットランドのインディペンデントボトラーである アデルフィ社のシリーズ物となってて、 今回は3年半ぶりの第5弾のリリースです。 今回の内容は、 ジャパニーズモルトは秩父蒸溜所。 スコッチモルトからはアードナムルッカン蒸溜所。 因みにアードナムルッカンは、アデルフィ社が経営する蒸溜所で、 2014年に設立されて以来、まだ1度も オフィシャルのモルトウイスキーをリリースしていません。 「グラバー4年」は、ファーストフィルのバーボン樽2本ずつ、 合計4樽をブレンドして限定1008本のみのリリースとなっております。 4年熟成表記ですが、ヤングエイジのネガティブ要素は全くありませんので、興味のある方もそうでない方も、是非お早めにお試しになられてみてください。
---オフィシャルテイスティングノート---
色は爽やかなゴールド。香りはミツバチの巣、メロン、オレンジ、甘い菓子パン、アーモンドの粉と酸っぱい梅。味はバランスが良く、パイナップルケーキ、マンダリンみかん、大麦のジュースにレモン味のボンボン。フィニッシュは海っぽくなり、ライトなピート&スモークで後をひく味。
2020年9月18日 入荷
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